民間療法

民間療法は古くから言い伝えられている療法などを指します。(風邪を引いたら首にネギを巻くとか)
簡単に言えばおばあちゃんの知恵袋のようなものです。

これは「プラシーボ効果」と言われる自己暗示により得られる自然治癒力による治療が主です。
医学的に根拠のない療法(健康食品など)でも、「効果がある」と思い込むことで本当に効果が発揮される場合があるのです。

思い込みが激しければ激しいほど力を発揮し、あり得るはずのない事を実現する場合があります。
想像力がある人、思い込みが激しいと自身のある人は試してみるのもいいかもしれませんね。
お分かりかとは思いますが臨床データも不十分で信憑性に欠けた療法と言えるでしょう。
また、本当に効くかわからない民間療法では詐欺も多く存在していますし、民間療法を現実逃避だと非難する人も出てきています。
私個人の意見になってしまいますが、「病は気から」という考えは捨てた方がいいのではないかと思います。

実際に詐欺にあったのではないか?と思われる有名人の方がいらっしゃいますよね。
そうです。川島なお美さんです。
彼女は末期の癌でした。そこで見ていただきたいのが旦那様がFacebookに投稿されたお言葉です。

「この著書からの心癒される多数のメッセージ頂き心より感謝致します。
また癌医療に関する様々なご意見ありがとうございます。
この度の女房の癌がかなり進行している状況において様々な医師を訪ね歩いた中で両極端な医師の見解について・・
とある大病院の医師による
「どうみても負け戦です。後はどう敗戦処理を考えるかだけです。」
という人情味の全くない冷たい見解の医師
ある民間医療の
「必ず治りますから希望をもって諦めずに治癒をしましょう」
と言って高額な治療を勧めてくる一見人間味溢れる医師。
藁をもすがる患者とその旦那にとってどちらが名医でどちらが薮医者だったのでしょうか?
私には今となっても結論はみいだせません。」

民間療法を全否定したいわけではありません。
否定したいのではないですが、この件はあまりにも残酷ではないかと思うのです。

一番残酷なのは大病院のお医者さんの「どうみても負け戦です。後はどう敗戦処理を考えるかだけです。」という言葉ではありませんよ。
ある民間医療の「必ず治りますから希望をもって諦めずに治癒をしましょう」です。

一見すれば民間医療の方が良い事を言っているように感じますよね。
ですがどうでしょう。
かならず治ると希望を見せておきながら治ることが見込めない病気を相手に高額な治療をし続け精神的にも金銭面でも疲弊していくのと、負け戦だと認め余生を存分に楽しむの
あなたならどちらがいいでしょうか?

「ある民間医療」の療法とは「ごしんじょう療法」というものです。
このごんじょう療法を施している院の説明によると「純金製の棒で、患部や体全体をさすったり、押さえたりするものです。気の力で病気の根源となる邪気を取り除いてました」と。
QOL(精神面を含む生活全体の豊かさ)が高まったり、思い込みで免疫力が高まったりすることもあるので、一概にダメとは言えませんが。

今現在、病気をしていない人間からしたら「何を言っているんだ?」と言いたくなる療法ですよね・・・。
ですが、治らないと言われ絶望の淵に立たされた人間なら縋ってしまうのかもしれません。

この場合、大病院のお医者様の言い方が悪かったように思えます。
「負け戦」「敗戦処理」などの言葉は人を不安にしかさせませんよね。
「人情味の全くない冷たい見解」とおっしゃられているように、確かに冷たい見解です。患者さんの気持ちになって親身になってくれる方だったら何か違ったかもしれません。

「死んでしまうなら死ぬまで楽しもう!」という前向きなのか後ろ向きなのかわからないこの行動が、案外よかったりもします。
実際、余命2年だと言われた人がすべてを捨てて2年間分の生活費を持って遊んで暮らしていたら2年たっても死ぬことなく、すべてを捨ててしまったため生きていくすべをなくしてしまった。なんて事例もあるようです。
ちなみに余命宣告から4年後に亡くなったそうです。

治らない病気にお金をかけ続けるならそのお金で贅沢をしたりして楽しむことこそが最大の民間療法かもしれませんね。

どの治療が一番いいとは言い切ることはできません。
あなたがその時に信じる最良の治療を選択するのが一番です。